天童市の歯医者　さいとう歯科医院です。当院のアンチエイジング歯科で錆びない身体に。

最近になり「活性酸素」や「抗酸化作用」という言葉をよく耳にするようになりました。
活性酸素とは老化や生活習慣病の原因とも言われており、アンチエイジングへの関心が高まる中で注目を集めています。

私たちは常に呼吸により“酸素”を身体に取り入れています。酸素は私たちが生きていく上でかかせないものですが、この酸素がちょっとした化学変化によって「活性酸素」という身体への毒となり、蓄積され続けることで細胞を「酸化（サビ）」＝「老化」させてしまうのです。

金属のさび、食べ残しのリンゴやバナナが茶色に変色する、てんぷら油が劣化して黒くなるなど、これらは全て酸化が起こった状態です。このような酸化が常に私たちの身体の中でも起きており、その原因となるのが活性酸素なのです。さらに、老化だけでなく、生活習慣病や重大な疾患（高血圧、心臓病、脳出血、糖尿病、肩こり、肌の衰え）を引き起こしやすいと言われています。

活性酸素は、紫外線、排気ガス、睡眠不足、ストレス、偏った食事など、普段から私たちを取り巻く環境が発生源になりますから、できる限りこれらの環境を改善することが身体の「サビ」を防ぐ第一歩と言えるでしょう。

これまで活性酸素を減らすためには生活習慣を変えることが最大の予防だったのですが、最近の研究により、赤い色の水産生物から抗酸化力を持つ色素が発見されました。それが「アスタキサンチン」です。

アスタキサンチンとは、エビ、鮭、タイ、カニなどが持つ赤い天然色素のことで、高い抗酸化力を含んでおり、私たちも食事により当たり前のように取り込んでいる成分の一つです。
例えば、鮭が川を遡るために使うエネルギーは膨大なものとなりますが、同時に細胞を傷つける活性酸素が大量に発生します。この大量の活性酸素から鮭の身を守り、持久力や瞬発力をもたらしているものがアスタキサンチンなのです。

このアスタキサンチンが持つ「抗酸化力」は、私たちにも優れた効果をもたらします。
アスタキサンチンは、コエンザイムQ10の約800倍、ビタミンEの約6000倍と跳びぬけた抗酸化力（活性酸素の消去能力）を持っており、活性酸素から身体を酸化させる要素を取り除き正常な状態に戻します。
まさに身体のサビと戦うための“海からの贈り物”と言えるでしょう。